歴史 Bulgari - Via Condotti n. 10

ブルガリ家は、ギリシャで古くから伝わる銀細工師一族の家系で、ブルガリの創業者であるソティリオ・ブルガリは、高価な銀製品作りに励んでいました。19世紀末、ソティリオはイタリアに移住し、1884年に最初の店をローマのシスティーナ通りに開きます。1905年、2人の息子、コンスタンティノとジョルジョの助けを借りて、ソティリオはコンドッティ通りに店舗を構えます。これが現在もブルガリ本店としてその姿を留めています。
20世紀初頭、2人の息子たちは宝石やジュエリー、時計に深い関心を示すようになり、ノウハウを身につけながら、徐々に事業経営の役割を父親から引き継いでいきました。第二次世界大戦直後に、ブルガリの歴史における重要な変化が起きます。ブルガリにとってターニングポイントとなったこの時期、当時宝飾界を支配していたフランス風の流儀から一線を画すことを決意し、独創的なスタイルを生み出すようになりました。そのインスピレーションの源は、イタリアンルネッサンス、ギリシャやローマの古典主義、さらに19世紀ローマのジュエリー様式にありました。1950年代から60年代には、大胆で革新的なブルガリのスタイルがジェット族や映画界の好評を博しました。
海外進出
国際的な評価を背景として、1970年代にブルガリは海外へと踏み出しました。最初の海外店をニューヨークにオープンした後、パリ、ジュネーブ、モンテカルロと続きます。
1977年にブルガリが「ブルガリ・ブルガリ」ウォッチを発売すると、これが全世界で大変な評判となり、不変のクラシックとしてみなされるようになります。ブルガリタイム社が1982年に設立され、すべてのブルガリウォッチの製作を一手に担いました。
1984年には、ジョルジョの息子のパオロとニコラがそれぞれブルガリの会長、副会長に就任する一方、甥のフランチェスコ・トラーパニが最高経営責任者(CEO)に任命されました。
1980年代の目覚しい成長を受け、1990年代初頭、ブルガリは多角化戦略を打ち出します。1992年、ブルガリは最初のフレグランスとなるオ・パフメ オーテヴェールを発表し、それに続く10のフレグランス商品と共に成功を収めました。翌年、高級フレグランスの製造を管理するブルガリ パルファン社がスイス、ヌーシャテルに設立されました。
1995年7月、ブルガリS.p.A.がミラノ証券取引市場に参入し、続いてロンドン証券取引市場IRSで取引されるようになりました。
1996年、ブルガリは、最高級の生地を用いたシルクスカーフやさまざまなファッションアクセサリーを取り揃えた、最初のテキスタイル・コレクションを発表します。さらに翌年には、幅広いレザーグッズと高級アイウェアのコレクションが登場し、現代のアクセサリーラインナップの充実につながっています。
2001年、ブルガリは、マリオット・インターナショナルとのジョイントベンチャーである、ブルガリ ホテルズ&リゾーツの設立を発表しました。最初のブルガリホテルは2004年、ミラノにオープンしました。モンテナポレオーネ通り、スピガ通り、スカラ座、ブレーラ美術館などに代表されるミラノで最もスタイリッシュな一角に位置し、イタリアのジュエリーブランドがラグジュアリーの世界に捧げる上質なホテルとなりました。
垂直統合化
2000年には、高級腕時計メーカー、ダニエル・ロート社とジェラルド・ジェンタ社を買収し、積極的な垂直統合化の戦略を推し進めてきました。 2002年には、歴史あるハイエンドなジュエリーメーカー、クローバ社の株式の50%を取得し、2004年には同社株式の100%を取得しました。
2005年にはさらに3社の買収が行われました。高級時計のダイアルを製作するカドラン・デザイン社、メタルブレスレット製造のスペシャリストであるプレステージ・ド・オール社といったスイスの時計製造会社2社がこのとき買収されています。
同年、ブルガリはイタリアの皮革製造会社パッチーニ社の株式を100%取得し、ブルガリ・アクセサリーS.r.l.と改名しました。 幅広い高級宝飾品が好評を博し、アクセサリーのみを専門的に扱うショップが東京と大阪にオープンするに至りました。 翌2006年にはソウル、ミラノ、フローレンスに、さらに翌年にはローマとシンガポールにアクセサリー専門ショップをオープンしました。
2007年には、時計製造部門における垂直統合の成果が実を結び、ブルガリの歴史で初めてデザイン、製造、組立のすべてを行ったキャリバーが登場しました。2009年には、ソティリオ・ブルガリ トゥールビヨン カンティエム パーペチュアルを発表し、ムーブメントを始め、すべてのパーツの製造、組立を完全にインハウスで行った最初のウォッチとなりました。すべてをブルガリが作り上げたキャリバーBVL 465は、自動巻きシースルー・トゥールビヨンと永久カレンダーを持ち、ダブル・コーアクシャル・レトログラード・ハンドが特徴的な斬新なデザインです。
2006年10月、ブルガリ ホテルズ&リゾーツの2番目のホテルがバリにオープンしました。59のヴィラで構成されたリゾートは、バリの伝統的な建物がモダンにアレンジされ、ブルガリのイタリアンスタイルと見事に調和しています。
2007年はブルガリにとって重要な年でした。 ニューヨーク5番街のショップが改装と拡張を経てリニューアルオープンしました。日本では、世界最大のブルガリ旗艦店となる11階建てのブルガリ銀座タワーが東京・銀座に、さらに表参道にも新たなツイン・ショップがオープンしました。ローマでは、コンドッティ通りのショップがアクセサリー専門ショップにリニューアルされました。
同年、戦略市場にブルガリグループの新店舗をオープンしたのに加え、時計製造部門にさらに2つのスイス企業を取得しました。ハイエンドなコンプリケーションウォッチ向けの洗練されたケースを製造するフィンガー社と、時計機械製造を専門とするレショー社です。
ブルガリ ホテルズ&リゾーツのレストランが東京都内2か所にオープンしました。ブルガリ銀座タワーの9階から最上階11階までのIl Ristorante、そして表参道のIl CafèとIl Cioccolatoです。同年秋には、レディース向けスキンケアの新ラインがイタリアで発表されました。
2008年は、流通ネットワーク拡大の年となりました。ヨーロッパ最大のブルガリ旗艦店がパリのジョルジュサンク・アベニューにオープンし、新たなツイン・ショップがドーハ、アトランタ、メルボルンにお目見えしました。商品についても、すべてのカテゴリーで新たな発表があったほか、スキンケア・ラインが世界中でお求めいただけるようになりました。
ブルガリは2009年に創立125周年を迎えました。これを記念し、より良い未来の実現に貢献するため、恵まれない人々に新しい未来の可能性を届けることを目的とした、セーブ・ザ・チルドレンが行う「Rewrite the Future~いっしょに描こう!子どもの未来~」キャンペーンへの大規模な寄附プログラムを立ち上げました。
21世紀を迎え、ブルガリはこれからも美によって人々の暮らしを豊かにすることに力を尽くします。ニコラ・ブルガリは言います。「過去の栄光にすがる愚に甘んじてはなりません。 過去と現在、そして未来を結びつけることが成功へとつながります。これこそが挑戦であり、地平線は無数にあるのです。」
Sito Web: www.bulgari.com










